届かない思い

記憶へ・空蝉

行き先のない階段


「記憶へ」・「空蝉」 - 届かない思い –

途切れて登ることができない階段。何処まで続いているのか分からないトンネル。これらに共通するのは”届きそうで、届かない”、”見えそうで、見えない”。そんな感覚でしょうか。多くの大切な記憶は時と共に変化し、そして薄れていきます。しかし、写真や文章では残すことができない記憶の核心を、私はもう一度見てみたい。そして、感じてみたいのです。

「記憶へ」・「空蝉」シリーズは、塩を焼き固めて制作する作品群です。ブロック状の塩を積み上げた「記憶へ」や「空蝉」。そして、何百もの塩の小舟がメキシコ特有のスコールで溶けゆく作品「記憶の泉」などが代表作です。また、1996年に初めて塩を素材として用いたインスタレーション作品「解放へ」も同様の手法で作られています。

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