「迷宮」の制作過程

直径7m
個展 秋山画廊 / 東京
2001.7

 
 
  塩で迷路を描く

これは私自身の記憶をたどる旅のようなものです。私は塩の迷路を描きながら、自らの記憶を塩の道に変えていくのです。
塩の道は、私自身の心の動きだけでなく、床のくぼみや湿度などにによってかたち作られていきます。その道はそれらの影響を受けて曲がり、その角に引き寄せられるようにして、また次の曲がり角が生じます。
何日もかけて塩の道を描き続けていくうちに、徐々にそのかたちは増幅していきます。
そして、全てを描き終わったとき、私の記憶の場所(描きはじめた点)と、私との距離がそこにあらわれるのです。